|
街見守るハイブリッド灯
~下北沢一番街商店街振興組合~ |
| 天狗まつりをエコに演出 |
| 1月30日から31日にかけて「しもきた天狗まつり」で賑わいを見せた世田谷区の下北沢一番街商店街振興組合(久保田英文理事長)。天狗練り歩きや豆まきなどが展開されるなか、天狗をモチーフとしたアートやフラッグで彩りを添えたのが、このほど完成した真新しいアーチと街路灯だ。そんな演出面だけでなく、LED照明やハイブリッド発電機能など最先端のエコ技術が駆使されており、下北沢駅前の新たなシンボルとなりそうだ。 今回の事業は、旧街路灯の老朽化に伴う30年ぶりの建て替え。アーチ2基および街路灯67基が新設されており、同時に防犯カメラや放送設備も配備している。昨年末にはエコ商品があたる完成記念のラリーイベントも実施しており、地域へのお披露目とともに、住民のエコ意識を高める契機ともなっている。 特徴は、まず街路灯およびアーチについて、全面的にLED照明を採用した点。街路灯については従来の水銀灯に代えて、LED照明22ワット3灯ずつおよび側面灯を設置。アーチについてもLED照明により、アップライト5灯とダウンライト4灯を配備。これにより、従来と同程度の照度を得ながら、電力使用量については約8割削減、電気代にして約6割削減が見込まれている。
さらに一部設備の電源について、太陽光や風力を活用したハイブリッド機能を備えている点も特徴だ。アーチ2基の上部には太陽光パネル5枚を冠し、街路灯のうち12基には太陽光パネル3枚および円筒型の風車を配備。昼間に充電された太陽光および風力による自然エネルギーを、夜間には側面灯で活用する仕組みだ。 演出面でもLED照明ならではの工夫を凝らした。アーチ上部にあしらわれた天狗のデザインは、夜にはアップライトで照らし出される仕掛け。4つのLED照明を駆使した8パターンの照明プログラムが仕組まれており、季節ごとに色とりどりのグラデーションでアーチを演出する。
地域の安全安心を見守る機能も強化された。まずハイブリッド街路灯は、災害時などに停電した際にも、地域を照らし出せるライフラインになる。さらに16基の防犯カメラが配備されており、街を24時間見守り続けている。 今回は完成記念イベントも含めた総事業費約1億2700万円について、都の特定施策推進型商店街事業の5分の4助成および区の助成を活用。加えてランニングコストについても、従来は約4割だった区からの街路灯への電気代補助が、環境配慮型街路灯の設置によりほぼ全額補助となる予定だ。 |