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活性化へのニューウェーブ
~「プラスα」で地元消費喚起~ |
| 今年度も都内各地の商店街連合会で、プレミアム付の区市内共通商品券の販売計画が目白押し。10%割増など金銭的インセンティブの提供に加えて、昨今目立つのが高齢者・子育て世帯優遇策やスタンプの割増提供、環境配慮など、「価格プラスα」のユニークな「プレミアム(=おまけ)」企画だ。“お得感”と“話題性”、さらに「プラスα」により市民の“共感”を得ることで、域内消費喚起につなげようと取り組む各地の動きを追った。 |
| 事前・先行で高齢者優遇 |
| 昨年11月にプレミアム付商品券を総額5億5千万円相当発行した世田谷区商店街振興組合連合会。その際に初めて実施されたのが、75歳以上の高齢者への事前購入予約および先行販売だ。今回は2000名超もの申込みがあり、長蛇の列に並ばずに済み、かつ確実に買えると利用者には好評。今年6月に予定されている10%プレミアム付商品券販売時にも、同様の高齢者向け優遇策を盛り込む予定だ。 さらに地球環境配慮という「プレミアム」を付加しようとの動きも相次ぐ。すでに国の住宅・グリーン家電エコポイント制度においては、都内で9区振連の共通商品券がエコポイントの交換商品として登録済み。なかでも北区商店街振興組合連合会では通常商品券としてではなく、10%プレミアム付商品券として昨年9月に交換商品へ登録。「年間の申込件数が、当初想定した1000件を大きく上回る3000件ペースで推移している」(同区振連事務局)との盛況ぶりだ。 |
| 立地や目的に応じて“戦略” |
| 商品券の取扱い店舗については、たとえば大型店の扱いにおいては、立地や目的に応じてそれぞれに“戦略”を凝らす例も出てきた。 大型店用でも使える青券、地元商店のみで使える赤券の2種類のお買い物券を、1冊にセットして販売するというユニークな取り組みをしているのが武蔵野市商店会連合会だ。吉祥寺駅周辺地区を筆頭に、古くから地元商店街と百貨店など大型店が協働でまちづくりに取り組んできただけに、「大型店とは“共存共栄”していこうというのが市内商店街の共通認識」(市商連事務局)。立地環境に応じたユニークな「プラスα」策と言えそうだ。 プレミアム付という“話題性”が、若者に人気の大型商業施設の区商連加盟を後押しした例もある。プレミアム付商店街商品券の発祥地、港区商店街振興組合連合会では、一昨年前のプレミアム付商品券発行を前に、100店超擁する大型商業施設が「アクアシティお台場テナント会」として区商連に新規加入。こうして都内各地で続々誕生している再開発型の新たな商業集積も、プレミアム付商品券を機にぜひ取り込んでいきたい。 一方で単会レベルでは、こうしたプレミアム付商品券をユニークな「プラスα」で活用する動きも出てきた。中延商店街(品川)では昨春の区内共通プレミアム付商品券発行時に、未使用の1冊綴りを商店街事務所で提示すると、「中延お買い物券」1000円相当を提供する企画を実施。店頭では、商品券500円券1枚を中延お買い物券50円券1枚と抱き合わせで利用する仕組みで、プレミアム付商品券の地元商店街での回収におおいに寄与している。 さらにプレミアム付商品券の独自発行に踏み切る商店街も出てきた。羽衣商店街(立川)では昨年4月に、独自に総額220万円の10%プレミアム付商品券を発行。当該商品券での買い物時には、スタンプ5倍のプレミアムも提供している。また糀谷商店街(大田)では、昨年末に4000円で5000円相当券を提供する25%プレミアム付商品券を発行。上乗せ分が負担が負担とはなるが地元の期待と反響は大きく、毎年の恒例イベントとなりつつある。 こうして価格面のプレミアムに加えて地元買い物客のニーズに応えた「プラスα」の一工夫を、区市商連あるいは単会レベルで凝らすことも、プレミアム付商品券を商店街活性化へと活かす秘訣と言えそうだ。
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| 都内商店街連合会プレミアム商品券における「プラスα」事例 |
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