“全店受入れ”へ600円台紙
~遊座大山商店街振興組合~



ローラー作戦や700円還元
 祝60周年記念、遊スタンプ満貼1冊600円でお買い物‐。そんなキャッチフレーズを掲げた横断幕はためく板橋区の遊座大山商店街振興組合(本多清司理事長)で、6月1日から来年3月末までのロングラン企画として、通常500円相当の満貼スタンプ台紙が100円割増しの600円相当で使えるイベントがスタートした。期間中は、既存のスタンプ加盟店約40店舗に加えて、新たに受入れのみに限定した参加店制度も導入。これにより、ほぼ全店舗でのスタンプ台紙の受入れ体制にてスタートさせている。
 今回の注目点は、受入れ店向けのインセンティブとして、1冊あたり100円の受入れ手数料を設定した点だ。店頭で600円にて回収した台紙は、役員店舗や商店街事務所など5カ所へ持ち込むと1冊あたり700円で交換される。消費者には100円を、受入れ店には100円を、それぞれ全額商店街負担で還元する仕組みだ。
 イベント実施に先駆けて同商店街スタンプ活性化委員会では、スタンプ未加盟店に対して受入れ参加を勧める“ローラー作戦”を展開。揃いの商店街ハッピ姿の委員4、5名が各未加盟店を1店1店回って、地道にイベントへの参加登録を依頼。こうしてスタンプ受入れをほぼ全店で可能とすることにより、地元消費者にとってのスタンプ利用の利便性向上にもつながっている。
 今回の“ローラー作戦”時にはスタンプ発行店としての勧誘はしていないものの、「600円台紙の利用時に店頭で消費者がスタンプ発行を要望することにより、今後徐々に受入れ限定店から発行・受入れ店への移行も進むはず」(鈴木泰彦 小判・スタンプ活性化委員長)とのねらいだ。
 今回の事業は、同商店街の創立60周年記念事業として企画されたもの。同商店街のスタンプ事業は20年超の歴史をもつものの、昨今は加盟店数・売上げ額ともに低迷しており、そのテコ入れは喫緊の課題となっている。5月18日には坂本健区長や原田曠暉区商連会長も迎えて60周年記念式典を挙行して、スタンプ事業をはじめとした商店街の歩みを綴った記念誌も発行。60周年の節目を機に、商店街会員の士気が大いに高まっているようだ。