商店街単位で一括導入
~自由が丘事業協同組合~



88店の“規模”でコスト削減
 目黒区・自由が丘駅に隣接する自由が丘デパート内の自由が丘事業協同組合(大倉新一郎理事長)が、このほど目黒区商店街連合会の電子決済システム「めぐもシステム」を商店街単位で一括導入した。
 めぐもシステムは交通系ICカードやクレジットカードでの決済が可能なシステムで、商店街単位での一括導入は初めて。これにより、めぐもシステムは約300店体制へと増強され、今後同商店街をモデルケースに商店街単位での導入を推進していく方針だ。
 今回の最大の注目点となるのが、全101店舗のうち88店舗という商店街会員の高い参加率だ。その背景には、第1に、従来から約50店が自由が丘商店街振興組合のクレジット・デビット一括決済処理システムを導入済みであったという点がある。


 オープニングでは青木英二区長(左)も駆けつけて買物客にPR

 さらに高齢店主が多い会員特性をかんがみて、今回のシステム導入では決済機能の提供のみに絞り込み、区内共通「めぐもポイント」機能については、操作が複雑になることから付加しないとする配慮も凝らした。
 加えて、個店のコスト負担も極力抑えている。参加店の負担は、端末使用料の月300円および端末用のネット回線の用意のみ。このうち端末使用料については、(1)商店街一括導入によるスケールメリット、(2)自由が丘商店街振興組合のデータ処理機能の活用‐‐を受けて、通常は月500円のところ月300円への節減が可能となった。
 さらに端末用ネット回線についても、通常はNTTが設置するネット通信装置を、商店街が自由が丘商店街振興組合の協力も得て、商業ビル型商店街の特性を活かして自ら購入・配線。これにより、月400円という格安提供を実現している。
 導入を記念して同商店街では、3月末に「めぐもポイントシステム導入記念セール」も展開した。期間中に手持ちのパスモやスイカで2000円以上の買い物をした方には、抽選で飲食・買い物券500円相当分を進呈する企画。
 地元住民や在勤者にも徐々に浸透しつつあり、「“自由が丘デパート内のどの店でも使える”ことを武器として、今後も買い物客に積極的にアピールしていきたい」(大倉理事長)考えだ。