駅見守る76台
~練馬駅南口五商店会連合会~



無線、分散で低コスト化
 西武池袋線練馬駅の南口周辺5商店会からなる練馬駅南口五商店会連合会(会長=小川清一 おとり様商店会会長)で、今春導入されたユニークな防犯カメラの運用システムが注目を集めている。同商連では同時に、自治会や警察署、行政など地域ぐるみの防犯パトロールや放置自転車対策もスタートさせた。防犯カメラの設置を機に、学習塾や不動産チェーン店の新規加入を得る商店会も出てくるなど、地元商店街が結束しての安全安心への取り組みは、地域の幅広い参画と共感を呼び込むきっかけとなっているようだ。
 今回設置されたのは、車のナンバーも特定できる138万画素のメガピクセルカメラ76台。通り沿い街路灯や建物外壁に2-4台ずつ設置され、街全体を網羅的に監視している。これにより、違法客引きやゴミ投棄などの犯罪抑止面に加えて、すでに4、5件の警察への画像提供協力を行うなど犯罪検挙面でも効果を上げつつある。今回の導入費用2,300万円については、昨年度の都の新・元気を出せ!商店街事業で3分の2を都と区が助成している。
 同商連の防犯カメラの特徴は、分散型の配置とそれゆえの低コスト性だ。76台のカメラの映像データは、それぞれの最寄りビル内の録画装置10カ所へと無線あるいは有線で送信。警察等の要請時のみ専用モニターをつないで閲覧する簡易な仕組みで、通常時は1週間の保存後に自動削除される。
 他の商店街の防犯カメラの運用では、映像データはアンテナあるいは回線経由で事務所等の録画装置へ送信され、一括的に録画・モニタリングする方式が一般的。今回は録画装置を設置した10カ所のビルオーナーの協力が得られたこともあり、年間維持費約30万円程度と節減できている。
 共同設置したのは、練馬駅南口五商店会連合会傘下のおとり様商店会、練馬駅前中央通り商店会、練馬駅前本通り商店会、練馬一の日商店会、練馬アーケード商店会。売り出しやイベント等に加えて、今後はこうした安全安心面でも連携を強化していく方針だ。